2013年02月12日

頭文字F

ダムを本格的に見て回るようになって間もない頃、私はひとつのダムと出逢いました。

そのダムは、さほど大きくはありません。
洪水でも渇水でも、テレビに映ることはほとんどありません。
役割をPRする施設もありません。

それでも私はそのダムに惚れました。
堤高100mに満たないながら、関東一の河川の本川に作られた「治水」を目的とするダムです。
奥州藤原氏の落人伝説が残る地で、ひっそりと下流を守る姿。
派手さはないけれど。
新しくもないけれど。
あまりにも寡黙に仕事をし続けるその姿に、惚れずにはいられませんでした。

いつか。
いつかこのダムの近くに住みたい。

そしてその機会はあっさりと訪れ
私はためらうことなく引越しを決意しました。


群馬の山奥に、ひっそりと谷を塞ぐダムがあります。
誰知らず、洪水を防ぎ、渇水に立ち向かう。
決して飾らず。
決して驕らず。
黙して語らず。

ダムの目的はFNP(洪水調節・不特定用水・発電)。
誇り高きFを掲げるそのダムの頭文字は、奇しくも同じF。

そのダムの名を、藤原ダムといいます。

fujiwaranight.jpgfujiwarasamakaryu.jpg
posted by 夕顔 at 23:27| Comment(2) | TrackBack(0) | ダム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨日の番組収録、お疲れ様でした。早速お邪魔させていただきました。
夢のような楽しいひとときで、いまだに興奮がさめない感覚ですが、取り急ぎスタジオでの写真をブログにピックアップしましたのでご確認ください。
今後も情報交換など、よろしくお願いします。
Posted by 大嶽@河童倶楽部 at 2013年02月13日 21:57
An exciting treatment will be designer notice. I think that you ought to write much with this subject, it mightiness not be described as a sacred message but mostly fill aren’t sufficiency to speak about such subjects. To the actual succeeding. Cheers just like your Khmer Karaoke Superstars ≫ Somnangblogs.
Posted by shoe lifts for men at 2013年08月13日 10:16
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